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池袋駅方面からみた南池袋公園に隣接する再開発計画地域の完成イメージ図=南池袋二丁目28番街区地区市街地再開発準備組合提供

 東京都豊島区の池袋駅東口の「南池袋二丁目28番街区地区」の再開発で、2031年度にもオフィスや店舗が入る地上20階地下1階の高層ビルを建設する計画であることが分かった。池袋駅周辺では複数の再開発計画が進んでいる。区は文化の発信や交流の場所として整備し、にぎわいを高めたい考えだ。

 15日の区議会特別委員会で、区担当者が明らかにした。計画地は、広い芝生で知られる区立南池袋公園と、東口につながる「グリーン大通り」に挟まれた場所。今は、都市銀行などが入った、いずれも築40年以上の5棟のビルが並んでいる。

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銀行の支店などが入る再開発事業の計画予定地。2031年度をめどに、地上約110メートルの高層ビルの完成を目指す=2025年4月15日午後1時、東京都豊島区南池袋2丁目、武田遼撮影

 素案によると敷地内の1階部分に屋内・屋外広場が併設される。悪天候やイベントなどで南池袋公園が使えない場合に利用してもらうことも、想定しているという。3階までは店舗、4階以上はオフィスの入居を想定。延べ床面積は約4万3千平方メートルになる。

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高層ビル建設が計画される建物(左)に面したグリーン大通りの反対側の歩道には、電気や水道が整備される=2025年4月15日午後1時5分、東京都豊島区東池袋1丁目、武田遼撮影

 建物からグリーン大通りを挟…

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